●ビットコインで何が出来るのか?
ビットコインは、日本円、米ドルなどの法定通貨と違い実物の通貨は存在せず、インターネット上だけで存在します。日本ではビットコイン=仮想通貨と思われていますがビットコインは何千種類もある仮想通貨の内の1種類です。ビットコインは、日本ではあまり普及されていませんが、欧米などでは多くの国で法定通貨と同じように利用されています。ビットコインでできることは、大きく分けて次の4つです。
1.ビットコインの売買でリターンを得る(投資)
2.買い物の代金などをビットコインで支払う(決済)
3.ほかの誰かにビットコインを送る(送金)
4.少額の寄付や投資に使う(ファンディング)
1.ビットコインの売買でリターンを得る(投資)
現在、日本でもそうですが、ビットコインの利用で最も多く占めるのが「投資」です。
外貨投資(FX投資)のように仮想通貨取引所にアカウントを開設し本人確認ができればビットコインなどの仮想通貨の売買ができます。基本は、ビットコインの価格が安い時に買い、価格が上がった時に売る。その差額があなたの利益となります。2018年10月現在では1BTC=約70万円です。ビットコイン投資をしたことのない方には高くて投資できないと思ってしまうかもしれませんが、ビットコインは0.0001ぐらいから購入可能です。0.0001BTCですと約700円、手軽の購入できる金額です。ただし、ビットコインの最低取引単位はビットコイン取引所によって大きく異なっているので、その点については注意が必要です。itFlyerでは0.001から、Coincheckでは0.005からになります。Zaifなど0.0001からのところもあります。
2.買い物の代金などをビットコインで支払う(決済)
これは現金、クレジットカード、デビットカードなどで決済を行うところをビットコインで決済することを意味します。ビットコインは実物通貨は存在しないのでビットコインと連動したクレジットカード、デビットカードを取得する必要があります。もしくは、スマホなどにウォレットアプリをインストールし、Suicaなどの電子マネーみたいに使用することもできます。しかし、ビットコイン決済ができる店は日本ではまだ限られていて、ビットコインの日々の価格変動が大きいことから決済として使用している方はまだ少数です。
3.ほかの誰かにビットコインを送る(送金)
ビットコインの送金は銀行経由の送金より非常に優れています。
例えば、あなたの娘がアメリカに留学しているとします。娘の留学先に10万円を送金しようとすると送金手数料に1回あたり3000~5000円かかります。それを同じ金額のビットコインを送金すると1/10ぐらいの手数料で送金できます。
ビットコインでの送金手順は、
お母さん:日本の仮想通貨取引所に口座開設、ビットコインを購入
娘:アメリカの仮想通貨取引所に口座開設
娘:ビットコインのアドレスをお母さんへ伝える
お母さん:娘のビットコインアドレスへ送金
娘:お母さんからビットコインを受け取り、出金
非常に簡単に送金ができ、双方仮想通貨取引所にアカウントがあれば1日で送金は終了してしまいます。一見ビットコインの送金は手数料が格安で便利に見えますが、1点要注意事項があります。それは、留学先の国がビットコインを合法として扱っているかどうかです。
例えば、娘が中国へ留学したとします。
中国では、仮想通貨取引所は2017年に廃止され仮想通貨取引も禁止されています。さらに、仮想通貨は違法でないにしても留学先であまり浸透していなければビットコインから現金へ両替する時に高額な手数料がかかる恐れがあります。この辺りは、ビットコインで送金する前に要確認です。
4.少額の寄付や投資に使う(ファンディング)
ビットコインは、銀行経由の送金と違い、少額でも送金手数料が格安なので国内外の募金や事業投資などにも使われています。仮想通貨自体を購入する投資以外にも新規上場される企業に投資するICOというのもあります。ICOはInitial
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