日本では、国外送金をする人はあまり多くありませんが、海外では頻繁に行われています。
EU圏ですと人、モノ、金が国境を越えて自由に行き来しています。
しかし、国外送金は日数と手数料がとてもかかります。
例)日本 → アメリカへ送金する場合
・日本(日本円) → アメリカ(米ドル)
日本円を日本の銀行で米ドルに両替し、アメリカの送金先銀行へ送金します。
着金までに数日かかり、手数料が2500円~4000円かかります。
これがビットコインになると
日本の仮想通貨取引所でビットコインを購入
アメリカの仮想通貨取引所のビットコインアドレスへ送金
手数料は銀行送金の1/10、日数は1日もあれば十分です。
ここでは、具体的なビットコインの送金方法について説明します。
●ビットコイン送金で必要なもの
・ビットコインアドレス
・取引所やウォレットアプリ
・送金手数料(※0.0005 BTC)
※2017年5月19日時点で約112円
ビットコインの送金はメールアドレスのように、ビットコインアドレスという文字列を利用します。
これは、それぞれのウォレットごとに割り当てられているものであり、自分で変更したりつくることはできません。
●送金に必要な時間
ビットコインの送金は、理論的に10分で送金できます。
しかしながら、現在ではビットコインの送金を行う人が多くなり、ビットコインのマイニング(承認作業)が追い付かずに、10分で処理できない場合もあります。
普通に送ってしまうと、20~40分くらいかかるとみておいた方が良いでしょう。
取引所や状況によって左右しますが、送金報酬を多くすればより早く送ることができます。
●具体的なビットコインの送金方法
ビットフライヤー → ザイフ
実際にどのようにビットコインを送金するのか、仮想通貨取引所ビットフライヤーからザイフを例に取って説明致します。
1.ビットコインを購入
ビットフライヤーでビットコインを購入します。
2.ビットコインアドレスを入力
次に、送金先(ザイフ)のビットコインアドレスと送金するビットコインの数を入力します。
この時に、送金手数料が0.0005BTC必要となりますので、差し引き残高から引き落とされます。
3.2段階認証設定
自身のスマートフォン端末に、確認コードが送られますので、そちらを入力します。
この設定は必須ではありませんが、他人に勝手に送金されないように、送金時に2段階認証を設定しておくことがおすすめです。
4.送金確認
取引確認画面にて、きちんと送金できているかどうか確認しましょう。
ビットコインを送金する時は、ビットコインアドレスを入力する必要があります。
間違えてイーサリアムのアドレスを入力し送金してしまうと反映されません。
仮想通貨送金は、どの通貨を送金するのか注意して送金しましょう。
5.送金完了
送金後に送金先(Binance)のウォレットを確認しましょう。
ウォレットに送金したビットコイン数量が反映されていれば送金は完了です。
これでわかって頂けたでしょうか?ビットコインの利便性が。
さらに、同じアジア圏を見ていきましょう。
東南アジアのフィリピンでは、銀行口座を持っている人は30~40%ですが、携帯電話を持っている人は107%もいるのです。100%を超えているということは、1人2台携帯電話を持っている人がいるということです。
銀行口座を持っていないが、ほとんどの人が携帯電話を持っている国です。
日本人には理解できないことですが、発展途上国や第三国では、このような状況は当たり前となっております。
銀行口座を持っていない人はウエスタン・ユニオンのような送金代行サービスを利用していますが、日数や手数料がとても高いです。
銀行口座を持っている人が少なく、さらに日本のように送金システムが発達していない国では、携帯から携帯へ一瞬で送金でき、手数料が数十円のビットコインはとても便利で必要性が高いことがわかります。
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