仮想通貨を保存するのに人気が高いハードウェアウォレットのレジャーナノSとトレザーです。価格や操作性などの違いなどはありますが、最も重要な部分というのが対応通貨の種類の違いだと思います。
そこで【Ledger Nano S(レジャーナノS)】と【TREZOR(トレザー)】に対応している仮想通貨の種類を比較してみました。
Contents
■対応通貨を比較
●【Ledger Nano S(レジャーナノS)】の対応通貨の種類
【Ledger Nano S(レジャーナノS)】で保管することが出来る仮想通貨の種類は上記の表に記載してある全部で27種類です。Ledger社の公式サイトからそれぞれの通貨に対応したアプリをパソコンにインストールすることで使うことが出来ます。ただし、注意しなければいけない点としては、レジャーナノSは25種類の通貨に対応しているからと言って、1台にたくさんの種類の仮想通貨は保管できないという事です。レジャーナノSの1台に入れられる仮想通貨の種類は4~5種類までです。それ以上の種類を入れたい場合にはもう一台レジャーナノSを購入する必要があります。
●【TREZOR(トレザー)】の対応通貨の種類
【TREZOR(トレザー)】で保管することができる暗号通貨の種類は上記の表に記載のある全部で13種類です。特にレジャーナノSで保管することが出来ないネム(NEM)やネームコイン(Namecoin)などが使用できるのでそういった人には人気が高いです。トレザーについてもレジャーナノSと同じく1台で保存できる通貨の種類には限りがあるので、複数の通貨を保存したいという場合にはもう1台トレザーを購入する必要があるので注意してください。
■価格を比較
【Ledger Nano S(レジャーナノS)】と【TREZOR(トレザー)】の価格について比較していきたいと思いますが、大前提としてレジャーナノSとトレザーはアマゾンや楽天市場、ヤフーショッピングなどで購入しないほうが良いという事をお伝えしておきます。
その理由は、アマゾンや楽天市場、ヤフーショッピングで販売されているハードウォレットには偽物が紛れ込んでいる可能性が0ではないからです。もし、仮にそのハードウォレットが偽物の場合には全資産を失う可能性があるので公式サイトで購入するのが安心です。
ということで、ここではレジャーナノSとトレザーの公式サイトでの価格を比較しました。
■レジャーナノS(Ledger Nano S)の価格と送料
レジャーナノSの本体価格は79ユーロ(日本円で10,000円前後)で販売されています。
しかも、この価格にはフランス工場からの送料が含まれているのでこれ以上お金はかかりません。
■トレザー(TREZOR)の価格と送料
トレザーの本体価格は89ユーロ(11,000円前後)で販売されています。
こちらもレジャーナノS同様に送料が無料になっていますがお急ぎ便の場合には+20ユーロ(109ユーロ)が必要になります。以上のことからレジャーナノSとトレザーの価格を比較すると本体価格だけであれば10ユーロレジャーナノSの方が安いということが分かります。
■使った感触は?
【Ledger Nano S(レジャーナノS)】と【TREZOR(トレザー)】のどちらの方が使い易いかについてですが、初期設定やバックアップの仕方などは基本的に同じなのですが、本体の操作の仕方に若干の違いがあります。
レジャーナノSには「左ボタン/戻る」・「右ボタン/進」の二つのボタンがあるのですが、「選択/決定」をする場合には左右のボタンを同時に押さなければいけないので、少し操作性が不便です。
一方、トレザーの場合にはパソコンの画面で操作しながら「左ボタン/戻る」・「右ボタン/進」だけで進めていくのでレジャーナノSに比べると少し簡単なイメージです。と言うことで操作性についてはトレザーが若干優勢。
■まとめ
各比較項目をまとめた表からも分かるように、使い易さで少しトレザーに劣るものの対応通貨の種類や価格に関しては断然レジャーナノSの方が優れているので、もしレジャーナノSかトレザーのどちらを購入しようか悩んでいる場合にはレジャーナノSがおすすめです。
ただし、レジャーナノSはNEMやNamecoinには対応していないので、これらの通貨を保存したい人だけトレザーを購入すべきと考えます。
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